国土交通省の「地価LOOKレポート」によると、全国主要都市における商業エリアの地価が上昇中で、特に、大阪市北エリアでの上昇率が高くなっているそうです。
今回は、大阪市北エリアの商業地区(キタとミナミ含む)の地価上昇傾向について解説します。
地価LOOKレポートからわかること

2019年8月に、国土交通省が「主要都市の高度利用地地価動向報告~地価LOOKレポート~」をまとめました。
それによると、大阪市北エリアの商業地区である、西梅田・茶屋町・新大阪が、地価上昇率6%超を記録したそうです。
これは、オフィス用地の需要の高まりにもかかわらず、オフィスの新規供給が少ないせいではないかと分析されています。
これまでに大阪では、国外からの観光客が増加し、南エリアのなんばで6%を超える地価上昇がありましたが、大阪市北エリアでは初となりました。
大阪圏の25地区は6四半期連続、全地区で3~6%の地価上昇となっています。
今回地価上昇が見られた商業地区の大阪北エリアは、オフィス需要が高まってきているようです。
改めてキタとミナミについて知る
大阪には大きな街が2つあり、それぞれを「キタ」と「ミナミ」と呼んでいます。
改めてキタとミナミについて、それぞれどのような特徴があるのか見ていきましょう。
まずは「キタ」です。
商業地区のキタは、大阪市北区の梅田駅と大阪駅周辺を中心としたエリアを指します。
キタには、HEP FIVEや阪急、大丸、伊勢丹などの百貨店や大規模な地下街があり、便利なショッピングの街として知られています。
また、良好なアクセスを反映してハイクラスのホテルが数多く存在し、オフィス街のエリアもあるなど、ビジネス街としての側面も持っていることが特徴です。
次に「ミナミ」のエリアは、大阪市中央区の南海難波駅や地下鉄なんば駅、また道頓堀を中心としたエリアを指します。
グリコの看板や、かに道楽本店の看板、また戎橋(えびすばし)などがある繁華街が有名ですね。
ミナミは芝居小屋から始まり、落語や漫才などの芸能が発達した街でもあります。
吉本新喜劇のなんばグランド花月や、大阪松竹座での歌舞伎などもミナミで楽しむことができます。
2003年からは、道頓堀川を周遊する水上クルーズの体験もできるようになりました。
キタとミナミは、直線距離だと4㎞ほどしか離れていないのですが、それぞれの街に違った表情があることがわかります。
まとめ
「地価LOOKレポート」により、大阪市北エリアの商業地区において地価上昇が進んでいることがわかりました。
また、改めてキタとミナミのエリアの違いについても知ることができました。
大阪は今後もますます発達していきそうな街なので、目が離せないですね。
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