家族で賃貸物件に住む際に最適な間取りは家族構成によって異なります。
ただし部屋の広さに応じて家賃相場は高くなる傾向にあるため、賃貸物件を探す際は間取りと家賃とのバランスをみて探すことが重要です。
今回は、家族構成に応じたファミリー向け賃貸物件の最適な間取りと家賃相場について解説します。
家族で賃貸物件に住む際に最適な間取りの目安は？
夫婦2人と小さな子どもの3人家族の場合は、最低でも1LDKは必要でしょう。
1部屋は寝室として家族全員で使い、そのほか食事を取るダイニングと家族が集まるリビングでゆったり過ごせます。
しかし子どもが大きくなり、子ども部屋が必要な時期になれば1LDKでは手狭となるため、2LDKはあると良いでしょう。
夫婦2人と子ども2人の4人家族の場合は、3LDKあれば夫婦の寝室と2つの子ども部屋を確保できます。
テレワークのために仕事部屋を確保したい場合は、さらに1部屋を加えた4LDKを選択しましょう。
書斎以外にも両親が遊びにきた際のゲストルームとして活用できます。
家族で賃貸物件に住む際の家賃の目安は？
一般に家賃は手取り収入の3分の1に抑えたほうが良いといわれています。
しかし家族で暮らす場合は子どもの病気やケガなどの不測の出費に備えて、収入の4分の1程度を目安に考えても良いでしょう。
たとえば月収30万円の場合、家賃が7～8万円程度に抑えられれば負担が軽減するのではないでしょうか。
なお賃貸物件を借りる際は敷金や礼金、仲介手数料といった初期費用がかかる点も押さえておく必要があります。
これらの初期費用は家賃の5か月分ほどかかるといわれているため、それを踏まえたうえで家賃を検討しましょう。
家族で賃貸物件に住む場合の住み替えのタイミングや費用は？
賃貸物件の間取りはライフステージの変化に合わせて選択することをおすすめします。
子どもが小さいうちは1LDKのほうが見守りやすいですが、子どもが小学校に上がる段階で2LDKの賃貸物件へと住み替えれば、子どもの勉強部屋を用意できます。
また子どもが2人いる場合でも、小学生くらいまでは2LDKの部屋の1つを兄弟姉妹で共有できるでしょう。
しかし中学生以上になると、それぞれに1つずつ部屋を与えたいところです。
その場合は3LDK以上の賃貸物件への住み替えを検討したほうが良いでしょう。
ただし住み替えるには当然多額の引っ越し代が必要になります。
また部屋が増えれば、その分エアコンやカーテン、照明などの購入・設置費用がかかる点も押さえておく必要があります。
まとめ
家族で賃貸物件に住む際に最適な間取りは家族構成によって異なるため、どのような暮らし方をするのかを踏まえたうえで検討しましょう。
ただし、部屋が広くなれば当然家賃も高くなります。
収入の3分の1〜4分の1程度を目安とし、自分たちの家族構成に適した間取りの賃貸物件を探すことをおすすめします。
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