不安定な経済状況のなか、自宅購入時の住宅ローンの返済が困難になる方が増えています。
住宅ローンを支払うことが困難な場合、住居に住み続けることは可能なのか。
支払うことが困難になった住宅ローンの取り扱いはどうなるのかと不安になるかと思います。
自宅購入時の住宅ローンを滞納するとどうなるのか、対処法などについてご紹介します。
自宅購入後、住宅ローンを滞納するとどうなるのか
住宅ローンの返済が大きな負担になっている場合、返済が滞り滞納してしまうとどうなるのか気になると思います。
住宅ローンの返済が1～2か月滞納されると、金融機関から返済を促す催促状や督促状が届きます。
この段階で滞納分を返済し、通常のサイクルで返済が可能になれば、情報機関に登録される可能性はありますが大きな問題は生じません。
定かではありませんが、支払えない状態が3か月程続くといわゆるブラックリスト？に登録され、半年間支払えないと滞納額を一括で返済しなくてはならいケースが多いようです。
半年以上支払えない状態が続くと自宅は競売にかけられてしまいます。
自宅購入時の住宅ローンを支払えなくなった場合の対処法とは
住宅ローンの返済が滞り半年以上経過すると、裁判所から「競売開始決定通知書」が届き、自宅は競売にかけられてしまいます。
競売が成立してしまうと自宅は強制的に売却されることになり、明け渡さなくてはならなくなります。
そのような事態にならないように、しっかりと対処法を知ることが重要です。
住宅ローンの返済が困難だと感じた場合はまず、借り入れ先の金融機関へ相談しましょう。
金利の引き下げ交渉をする
借り入れ先の銀行に対して金利の引き下げができないかを交渉してみましょう。
引き下げに関して大きな費用の出費が生じるといったことは特にありません。
返済期間を引き延ばす
一定期間後に収入が元に戻る公算が高い場合などは有効な手段です。
返済スケジュールの条件変更をすることを「リスケジュール」や「リスケ」と呼びます。
条件変更の期間は一般的には半年～1年間程度で、それ以後は通常の返済スケジュールに戻ることがほとんどなので注意が必要です。
アンダーローンなら自宅を売却する
自宅を売却して住宅ローンの残債を完済できる（アンダーローン）なら、自宅を売却して相場より安い競売を避けるのも選択肢の一つです。
まとめ
自宅購入時に締結した住宅ローンの返済が困難になった場合にどういったことが起こるのかについてお話をしました。
住宅ローンの返済が滞ると最悪、自宅を手放さなくてはならなくなります。
そうならないように、しっかりと対処法を知っておくようにしましょう。
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