不動産売却活動のひとつに、ポスティングチラシがあります。
チラシにはどのようなことが掲載されていて、どのくらいの効果が期待できるのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、不動産売却時に広告として利用するチラシについて、効果やアピールポイント、作成する際に確認したい規制について解説します。
不動産売却時に利用されるチラシにはどのくらい効果がある？
不動産売却時に用いられるチラシには、売却物件を募集するものと物件の買い手を募集するものの2種類があります。
不動産を売却したいときに用意するのは買い手を募集するチラシで、近隣の家にポスティングする形で宣伝するのが一般的です。
メリットとして、ポスティングチラシの対象となる近隣地域の方々は周辺環境について詳しく、その周辺の家がいくらぐらいで売りに出されているのかも知っている可能性が高いことが挙げられます。
そのため、気に入った物件なら即決してくれることもあり得るでしょう。
ただし、配布できる範囲が限られていることなどのデメリットもあるので、確認しておくことをおすすめします。
不動産売却時に作成するチラシのアピールポイント
チラシの作成は売却を依頼した不動産会社がおこなうため、どのようなことをアピールしたいかをしっかり伝えておくようにしましょう。
アピールしたほうが良いポイントには、瑕疵担保保険やインスペクションのことなどが挙げられます。
瑕疵担保保険とは住宅に欠陥があった場合に補修のための費用を補填してもらえる保険のことで、売り出されている物件でこの保険が利用できることは買主にとって大きな安心につながるはずです。
また、建物に瑕疵がないかを専門家に診断してもらえるインスペクションを実施している場合は、その旨も記載するようにしましょう。
不動産売却のチラシ作成時に確認しておきたい規制とは？
不動産売却に用いるチラシは法律による規制があるため、事前に確認しておく必要があります。
まず、誇大広告は禁止されているので注意が必要です。
事実とは異なる表現で購入希望者に誤解を与えたり「日本一」「業界一」といった用語を使用したりすることも禁止されています。
また、広告開始時期について制限されているケースもあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
さらに、市街化調整区域内の土地や接道義務を満たしていない土地などは、特定事項としてその旨をチラシに記載しなければならないことになっています。
特定事項はほかにどのようなものがあるのか、調べておくのがおすすめです。
まとめ
不動産売却活動のひとつであるポスティングチラシには、近隣に住んでいる良質な買主を見つける効果が期待できます。
チラシに記載したほうが良いアピールポイントや注意しなければならない規制についても確認しておき、効果的な売却を目指しましょう。
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株式会社住宅ファミリー社 メディア 担当ライター
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