住宅を購入するためには、多くの資金が必要になります。
今回は、長期優良住宅を購入することで得られるメリットとデメリットについて解説していきます。
長期優良住宅の基礎知識についても触れているので、長期優良住宅に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
住宅購入で知っておきたい長期優良住宅とは
住宅購入を検討している方のなかには、長期優良住宅という言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。
では、長期優良住宅とは何なのでしょう？
わかりやすくご説明すると、一定の条件を満たした住宅のことで、長期優良住宅を購入すると、税金の優遇処置を受けることができます。
長期優良住宅の基本的な条件は次のとおりです。
●長期間にわたり使用できる構造及び設備を有している
●居住環境などへの配慮がおこなわれている
●規定面積以上の住戸面積を有している
●維持保全の期間を定めている
長期優良住宅は、長期間にわたって優良な状態を保てる住宅なのです。
長期優良住宅を購入するメリットとは
長期優良住宅を購入するメリットは数多くありますが、なかでも以下の2つのメリットは大切です。
●フラット35の住宅ローン金利を低くできる
●固定資産税が安くなる
長期優良住宅をフラット35を利用して購入した場合、ローン金利が優遇されます。
さらにフラットSが適用された場合、借り入れ金利を下げることも可能です。
なお、金利を引き下げる期間はAプランが10年、Bプランでは5年間と設定されています。
金利引き下げ期間が長くなれば、それだけ資金繰りに余裕ができるので、安心です。
固定資産税に関しては、減税期間が通常の住宅よりも長く設定されています。
一般住宅の場合、一戸建てが3年、マンションが5年と設定されていますが、長期優良住宅の場合、一戸建てが5年、マンションは7年です。
ほかにも、住宅ローン控除の拡充、不動産取得税や登録免許税の減税、地震保険の割引などのメリットがあります。
長期優良住宅を購入するデメリットとは
長期優良住宅のデメリットは次のとおりです。
●メンテナンスが必要
●一般住宅よりも費用がかかる可能性がある
長期優良住宅の条件には、維持保全が含まれています。
そのため、定期的なメンテナンスが必要になるのです。
メンテナンスは維持保全計画に基づいて実施され、場合にはよっては修繕が必要になることもあります。
維持保全を怠ると、認定を取り消される可能性があるので、注意しましょう。
また、一般住宅にくらべて建築費用が高くなる場合がある点もデメリットです。
長期優良住宅の購入に際しては、メリットだけでなくデメリットの含めて考えるようにしましょう。
まとめ
長期優良住宅を購入すると、ローン金利や税金面で優遇処置を受けられるメリットがあります。
しかし、メンテナンス費用や建築コストが増えるデメリットもあります。
購入の際は、メリットとデメリットを理解したうえで、慎重に検討しましょう。
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